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結婚祝い・引き出物に選びたい伝統工芸品12選|ペアで贈れる器と小物

結婚祝いには「二つで一組」になるものや、「長く使える」ものが選ばれます。伝統工芸品にはその両方を満たす品が多く、産地や文様の意味を添えて贈れるのも魅力です。ここでは価格帯別に、贈りやすい12品を選びました。

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定番のペアグラスと酒器

江戸切子のペアグラスは結婚祝いの定番です。矢来(魔除け)や菊(長寿)など文様に意味があり、二万円前後からペアセットが揃います。大阪浪華錫器のぐい呑みや東京銀器のぐい呑みは、酒好きの二人に喜ばれます。備前焼のビアマグや萩焼の湯呑みのペアも、育てる器として長く使えます。

  • 江戸切子の図案

    江戸切子えどきりこ

    色被せガラスに矢来、菊、麻の葉を刻む。光を受けて輝く、東京を代表する贈り物。

  • 大阪浪華錫器の図案

    大阪浪華錫器おおさかなにわすずき

    大阪府金工品国指定 1983年

    酒の雑味を抜き、水を腐らせないという錫。ちろりやぐい呑み、茶壺の産地。

  • 備前焼の図案

    備前焼びぜんやき

    岡山県陶磁器国指定 1982年

    釉薬をかけず、窯の中の炎と灰が景色を作る焼き締めの王者。

  • 萩焼の図案

    萩焼はぎやき

    山口県陶磁器国指定 2002年

    「一楽二萩三唐津」。貫入に茶がしみて育つ「萩の七化け」が魅力の茶陶。

夫婦箸・夫婦椀

若狭塗の夫婦箸は名入れができ、五千円前後から選べます。川連漆器や越前漆器の夫婦椀は朱と黒で対になり、一万円前後から。輪島塗の汁椀は二万円前後からと高めですが、一生ものとして贈るなら最も確実な選択です。

  • 若狭塗の図案

    若狭塗わかさぬり

    福井県漆器国指定 1978年

    貝殻や卵殻を漆に埋めて研ぎ出す、海底の模様。若狭塗箸は国内の塗箸の八割。

  • 川連漆器の図案

    川連漆器かわつらしっき

    秋田県漆器国指定 1976年

    八百年の歴史をもつ、手頃で丈夫な日用漆器の産地。花塗りの椀が定番。

  • 輪島塗の図案

    輪島塗わじまぬり

    石川県漆器国指定 1975年

    地の粉を使った堅牢な下地と沈金・蒔絵。百を超える工程で作る、日本を代表する高級漆器。

縁起の良い置物と飾り

大内塗の大内人形は、仲睦まじい夫婦の姿を模した縁起物で、五千円前後から。天童将棋駒の「王将」の飾り駒や、京扇子の飾り扇(末広がり)も祝いの意味をもちます。三州鬼瓦工芸品の小さな鬼面は、新居の魔除けとして贈られます。

  • 大内塗の図案

    大内塗おおうちぬり

    山口県漆器国指定 1989年

    大内菱と秋草の蒔絵、そして丸顔の「大内人形」。西の京・山口の朱の漆器。

  • 京扇子の図案

    京扇子きょうせんす

    扇骨と扇面を分業で仕上げる、京の扇子。夏扇、舞扇、茶扇、飾り扇まで。

  • 三州鬼瓦工芸品の図案

    三州鬼瓦工芸品さんしゅうおにがわらこうげいひん

    愛知県陶磁器国指定 2017年

    屋根を守る鬼瓦の技で作る、いぶし銀の置物や表札。鬼師の技が暮らしの品に。

引き出物・内祝いに

数をまとめて用意する引き出物や内祝いには、波佐見焼や有田焼の小皿セット、東京本染注染のてぬぐい、樺細工の小さな茶筒などが向きます。産地の説明を添えたカードを付けると、受け取る側にも品物の背景が伝わります。

贈り物は、品物の背景を一言添えるだけで印象が変わります。各品目のページには産地と文様の意味を書いていますので、メッセージカードの参考にしてください。

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