海外の方への贈り物には、「日本らしさが一目で分かる」「持ち運びやすい」「使い方を説明しやすい」ものが向きます。伝統的工芸品の中から、この三つを満たす品を選びました。
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一目で日本と分かるもの
江戸切子のグラスは日本のガラス工芸の代表として海外でも知られ、文様の意味を添えて贈れます。京扇子や丸亀うちわは軽く、夏の贈り物として喜ばれます。江戸木版画の浮世絵の復刻版は、北斎や広重の名前とともに説明しやすい品です。
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江戸切子えどきりこ
色被せガラスに矢来、菊、麻の葉を刻む。光を受けて輝く、東京を代表する贈り物。
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京扇子きょうせんす
扇骨と扇面を分業で仕上げる、京の扇子。夏扇、舞扇、茶扇、飾り扇まで。
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江戸木版画えどもくはんが
北斎、広重の浮世絵を生んだ技。絵師、彫師、摺師の分業で今も刷られる多色木版画。
軽くて壊れにくいもの
てぬぐいは軽くてかさばらず、注染の手染めであることを伝えれば価値が伝わります。甲州印伝の名刺入れや財布は鹿革で軽く、漆の模様が日本的です。八重山ミンサーや博多織の小物は織物ならではの丈夫さがあります。
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東京本染注染とうきょうほんぞめちゅうせん
重ねた生地に染料を注いで裏まで染め抜く注染。てぬぐいや浴衣を作る東京の染め。
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甲州印伝こうしゅういんでん
鹿革に漆で模様を置く、軽くて丈夫な革の工芸。財布、名刺入れ、バッグの定番。
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八重山ミンサーやえやまみんさー
五つと四つの絣で「いつ(五)の世(四)までも」。想いを込めた八重山の綿の細帯。
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博多織はかたおり
細い経糸を密に張り、太い緯糸を打ち込んで織る張りのある絹織物。「献上柄」の帯で有名。
使い方が分かりやすいもの
南部鉄器の急須はカラフルなものが海外で人気で、お茶の淹れ方とともに贈れます。熊野筆の化粧筆は世界のメイクアップアーティストが使うことで知られ、実用性の説明が簡単です。大館曲げわっぱの弁当箱は「ベントー」文化への関心の高さから喜ばれます。
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南部鉄器なんぶてっき
鉄瓶で沸かした湯はまろやか。あられ模様の鉄瓶と鉄鍋で世界的に知られる鋳物。
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熊野筆くまのふで
国内の筆の八割を作る筆の都。化粧筆は世界のメイクアップアーティストが愛用。
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大館曲げわっぱおおだてまげわっぱ
秋田杉を薄く曲げて桜皮で綴じる弁当箱。ご飯がおいしくなる木の器の代表格。
贈るときは、産地と作り方を一言添えると価値が伝わります。各品目のページの説明を、英語で伝える際の参考にしてください。持ち込み制限のある素材(べっ甲など)は避けるのが無難です。