和歌山県の温泉
南紀勝浦温泉の泉質と効能・日帰り入浴
なんきかつうらおんせん 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町
南紀勝浦温泉は、和歌山県那智勝浦町の勝浦湾を囲むように宿が並ぶ温泉地です。源泉の数はおよそ200といわれ、硫黄の香りがする湯が代表的です。海に面した洞窟風呂や、波打ち際の露天風呂など、海辺ならではの湯が楽しめます。
| 泉質の分類 | 硫黄泉塩化物泉単純温泉 |
|---|---|
| 泉質名の例 | 硫黄泉が代表的で、忘帰洞の源泉は含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉です。ほかに塩化物泉や単純温泉もあり、宿ごとに自家源泉を持つところが多くあります。 |
| 源泉温度 | 約25〜60℃(源泉により異なる) |
| pH | 中性の源泉が多い(源泉により異なる) |
| お湯の色 | 無色透明〜わずかに白濁。硫黄泉は硫黄のにおいがある |
| 特徴 | 海日帰り入浴歴史 |
| 所在地 | 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町 |
南紀勝浦温泉の歴史
勝浦の湯は熊野信仰と深く結びついています。平安時代には熊野詣での貴族が海辺の洞窟にたまる湯に浸かったと伝えられ、南北朝時代にはこの洞窟に武将がこもったという話も残ります。大正時代の終わりごろには、紀州徳川家の当主・徳川頼倫が「帰ることを忘れるほど心地よい」として洞窟風呂を「忘帰洞」と名づけたといわれます。今では多くの宿がそれぞれ源泉を持つ温泉地になっています。
お湯の特徴と入り方
代表的なのは、ゆで卵のような香りがある硫黄泉です。血行をよくするといわれ、皮膚の症状などによいとされます。海辺で湧くため塩分を含む源泉も多く、体が温まりやすい湯です。硫黄で鉄や銅、銀などのアクセサリーが黒ずむことがあるので、外してから入りましょう。洞窟風呂や海辺の露天風呂は風が強い日や波が高い日に利用が制限されることもあります。湯温は源泉により違うので、熱さを確かめてから入ってください。
日帰り入浴と湯めぐり
温泉街には地元の人が通う公衆浴場「はま湯」があり、硫黄泉に気軽に浸かれます。勝浦漁港の中には無料の足湯「海乃湯」があり、港の景色を眺めながら休めます。忘帰洞で知られるホテル浦島や、波打ち際の露天風呂がある中の島など、湾内の島や岬にある宿でも日帰り入浴を受け付けていることがあります。近くの那智駅には交流センター「丹敷の湯」もあります。受付の有無は各施設に確認しましょう。
周辺の見どころと名物
勝浦漁港は生マグロの水揚げが全国有数の港として知られ、町の食堂では新鮮なマグロ料理が味わえます。早朝のマグロ市場を見学できる宿もあります。熊野灘の荒波が削った奇岩が並ぶ紀の松島は、遊覧船でめぐれます。世界遺産の熊野那智大社や那智の滝、青岸渡寺へも近く、毎年7月の那智の扇祭は日本三大火祭の一つとされます。
南紀勝浦温泉の効能(泉質別の適応症)
環境省の基準では、温泉の効能は「適応症」として泉質ごとに定められています。南紀勝浦温泉の主な泉質にあてはまる適応症は次のとおりです(入浴した場合)。効き方には個人差があり、病気を治すものではありません。
- 硫黄泉
- アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬、慢性湿疹、表皮化膿症(硫化水素型は末梢循環障害も)
- 塩化物泉
- きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症
- 単純温泉
- 自律神経不安定症、不眠症、うつ状態
このほか、すべての療養泉に共通する「一般的適応症」(冷え性、疲労回復、健康増進など)があります。適応症は泉質の基準を満たす「療養泉」についてのものです。宿や源泉ごとの泉質は、浴場に掲示されている温泉分析書で確かめてください。病気の治療中の方は、医師に相談してから入浴しましょう。詳しくは適応症(効能)の見方と温泉の正しい入り方をご覧ください。
南紀勝浦温泉へのアクセス
電車はJR紀勢本線の紀伊勝浦駅で降り、温泉街までは徒歩約10分です。湾内の島の宿へは港から専用の船で渡ります。車は紀勢自動車道から国道42号を東へ進みます。
南紀勝浦温泉のおすすめの季節
生マグロ料理は一年を通して味わえ、冬でも比較的暖かいので海辺の湯を楽しめます。7月の那智の扇祭にあわせて熊野三山をめぐる旅も人気です。紀の松島めぐりは海の穏やかな日がおすすめです。
♨ JTBで南紀勝浦温泉の宿・旅館を探す南紀勝浦温泉は誰の吉方位?
どこいく?の吉方位診断では、気学(九星)にもとづいて、生まれ年ごとに旅するとよい方角と時期を調べられます。東京から見ると南紀勝浦温泉は南西の方角です。本命星ごとに、東京から南西が吉方位になる時期は次のとおりです(2026年10月8日時点の暦で計算。◎吉方位・○ややよし)。
| 本命星 | 次に吉方位になる時期 |
|---|---|
| 一白水星 | ◎ 2026年10月8日〜11月7日 ◎ 2027年6月6日〜7月7日 |
| 二黒土星 | ◎ 2026年10月8日〜11月7日 ◎ 2027年4月5日〜5月6日 |
| 三碧木星 | ○ 2026年12月7日〜1月5日 |
| 四緑木星 | ○ 2027年3月6日〜4月5日 ○ 2027年4月5日〜5月6日 |
| 五黄土星 | ◎ 2026年10月8日〜11月7日 ◎ 2027年4月5日〜5月6日 |
| 六白金星 | ○ 2029年5月5日〜6月5日 ○ 2029年6月5日〜7月7日 |
| 七赤金星 | ◎ 2027年7月7日〜8月8日 |
| 八白土星 | ◎ 2026年10月8日〜11月7日 ◎ 2027年4月5日〜5月6日 |
| 九紫火星 | ○ 2026年12月7日〜1月5日 ○ 2027年9月8日〜10月8日 |
主要都市から見た方位:東京から南西(約417km)、大阪から南東(約127km)、名古屋から南西(約192km)、福岡から東(約512km)、札幌から南西(約1150km)、仙台から南西(約680km)
🧭 あなたの生年月日と出発地で、吉方位の温泉を探す(どこいく?)南紀勝浦温泉のよくある質問
- 忘帰洞とはどんなお風呂ですか?
- ホテル浦島にある天然の洞窟風呂で、太平洋の荒波が削った洞窟の中に湯船があります。名前は紀州徳川家の当主が「帰るのを忘れるほど」と名づけたことに由来するといわれます。
- 泉質は何ですか?
- 硫黄泉が代表的で、ほかに塩化物泉や単純温泉もあります。宿ごとに自家源泉を持つことが多く、施設によって泉質や湯温が異なります。
- 宿泊しなくても温泉に入れますか?
- 公衆浴場の「はま湯」や、勝浦漁港内の無料の足湯「海乃湯」などがあります。ホテルの日帰り入浴は受付の有無が変わるので、事前に確認してください。
和歌山県のほかの温泉
南紀勝浦温泉から近い温泉
和歌山県のお土産は全国おみやげ図鑑、伝統工芸品は全国伝統工芸品マップでも紹介しています。
参考にした資料
泉質・源泉温度などは、温泉地を代表する源泉の公開情報をもとにした目安です(2026年10月確認)。宿や源泉ごとに異なる場合があります。最新の情報は各施設の温泉分析書や公式サイトでご確認ください。