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川辺仏壇かわなべぶつだん

隠れ念仏の記憶を宿す「ガマ壇」。箪笥のような外観の扉を開くと金色の仏壇が現れる、薩摩ならではの様式。

川辺仏壇の図案
図案は分類をもとにしたイメージです。実際の製品は各販売ページでご確認ください。
産地鹿児島県(南九州市川辺町)
分類仏壇・仏具
国指定1975年(経済産業大臣指定 伝統的工芸品)
主な製品金仏壇、ガマ壇、小型仏壇、仏具
価格の目安小型仏壇 15万円前後〜、金仏壇 80万円前後〜
特徴タグ

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川辺仏壇について

川辺仏壇は鹿児島県南九州市川辺町で作られる金仏壇です。鎌倉時代、河辺氏と壇ノ浦で敗れた平家の残党が清水の渓谷で供養と仏教伝道に従事し、その塔や墓形、梵字が約五百メートルの岸壁に今も残ります。1597年の島津藩による一向宗禁圧と明治初めの廃仏毀釈で多くの仏像・仏壇が失われましたが、人々は「隠れ念仏」として信仰を守り続け、明治初期に信教の自由が認められると公然と仏壇づくりが始まりました。1975年、仏壇として最初に国の伝統的工芸品に指定された一つです。

木地、宮殿、彫刻、金具、蒔絵、塗り、仕上げの七つの分業で作られ、木地には杉や松を使い、天然の本黒塗りの上に純金箔と純金粉で仕上げます。

特徴・見どころ

代表的な様式「ガマ壇」は、鹿児島の方言で洞窟を意味する「ガマ」に由来し、外見は箪笥のようで、扉を開くと金色に輝く仏壇が内に収められています。信仰を隠さなければならなかった時代の名残を色濃く残す、他の産地にはない様式です。全体に小型で比較的シンプルな形が多く、細部まで手が入っていながら価格が手頃なのも特徴です。川辺町には仏壇店が集まり、組合は設立八十年を超えます。

主な製品と価格の目安

  • 金仏壇
  • ガマ壇
  • 小型仏壇
  • 仏具

小型仏壇 15万円前後〜、金仏壇 80万円前後〜。価格は作り手や仕様によって大きく変わります。目安としてご覧ください。

選び方・購入のポイント

薩摩の歴史を感じる様式を求めるならガマ壇を、住まいに合わせるなら小型の金仏壇を選びます。南九州市川辺町の仏壇店で宗派と寸法を相談し、金箔と本黒塗りの仕上げを確かめます。修理や洗いも受け付けています。

こんな人におすすめ

隠れ念仏の歴史に惹かれる人、箪笥のような外観のガマ壇に興味のある人、手頃で堅牢な金仏壇を探す人。

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