神奈川県の温泉
強羅温泉の泉質と効能・日帰り入浴
ごうらおんせん 神奈川県足柄下郡箱根町
強羅温泉は、箱根登山鉄道の終点・強羅駅の周辺に広がる温泉地です。明治時代に開かれ、大正時代に別荘地として発展しました。大涌谷や早雲山から引く白いにごり湯と、掘削による透明な湯があり、宿ごとに異なるお湯を楽しめます。
| 泉質の分類 | 酸性泉硫酸塩泉硫黄泉単純温泉塩化物泉 |
|---|---|
| 泉質名の例 | 大涌谷から引く乳白色の酸性の硫酸塩泉や、早雲山から引く単純硫黄温泉が中心です。このほか掘削した源泉の単純温泉やナトリウム-塩化物泉などもあり、宿によって泉質が大きく異なります。 |
| 源泉温度 | 約30〜93℃(源泉により異なる) |
| pH | 源泉により異なり、大涌谷系の源泉はpH2台の酸性の例もある |
| お湯の色 | 乳白色の白濁湯〜無色透明(源泉により異なる) |
| 特徴 | 濁り湯湯めぐり日帰り入浴歴史 |
| 所在地 | 神奈川県足柄下郡箱根町 |
強羅温泉の歴史
強羅一帯はもともと草原でしたが、明治27年(1894年)に早雲山から湯を引いて温泉の開発が始まりました。明治の終わりから本格的な開発が進み、大正3年(1914年)には日本で初めてのフランス式整型庭園といわれる強羅公園が開園します。大正8年(1919年)に箱根登山鉄道が強羅まで開通すると、温泉付きの別荘地として分譲が進み、政財界人や文人が集まる高原の保養地となりました。昭和27年(1952年)には初めて温泉の掘削に成功しています。
お湯の特徴と入り方
強羅温泉の大きな特徴は、宿によってお湯がまったく違うことです。大涌谷から引く湯は乳白色に濁る酸性の硫酸塩泉で、硫黄のにおいがあり、早雲山から引く湯は単純硫黄温泉です。一方、掘削した源泉には無色透明の単純温泉やナトリウム-塩化物泉などがあります。白濁した酸性の湯は肌に刺激を感じることがあるので、長湯は避け、肌が弱い人は湯上がりに真水で流すと安心です。にごり湯を楽しみたい場合は、予約の前に宿の泉質を確かめましょう。
日帰り入浴と湯めぐり
強羅温泉では、旅館組合の参加施設で使える「強羅温泉名湯手形」があり、宿ごとに異なる泉質を日帰りで比べられます。白濁した大涌谷の湯を引く宿と、透明な湯の宿を組み合わせて回ると、強羅ならではの違いがよくわかります。強羅駅はケーブルカーの始発駅でもあるので、早雲山方面の宿へも移動しやすくなっています。日帰り入浴の受付は宿によって曜日や時間が異なるので、事前に確認しておきましょう。
周辺の見どころと名物
強羅公園は、噴水を中心にした洋風庭園で、春のバラや季節の花が楽しめます。近くの箱根美術館は苔庭の紅葉が美しく、彫刻の森美術館では広い屋外に彫刻作品が並びます。強羅駅からケーブルカーとロープウェイを乗り継げば、噴煙が上がる大涌谷へも行けます。8月のお盆には明星ヶ岳に大の字が浮かぶ「強羅夏まつり大文字焼」が行われます。
強羅温泉の効能(泉質別の適応症)
環境省の基準では、温泉の効能は「適応症」として泉質ごとに定められています。強羅温泉の主な泉質にあてはまる適応症は次のとおりです(入浴した場合)。効き方には個人差があり、病気を治すものではありません。
- 酸性泉
- アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬、耐糖能異常(糖尿病)、表皮化膿症
- 硫酸塩泉
- きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症
- 硫黄泉
- アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬、慢性湿疹、表皮化膿症(硫化水素型は末梢循環障害も)
- 単純温泉
- 自律神経不安定症、不眠症、うつ状態
- 塩化物泉
- きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症
このほか、すべての療養泉に共通する「一般的適応症」(冷え性、疲労回復、健康増進など)があります。適応症は泉質の基準を満たす「療養泉」についてのものです。宿や源泉ごとの泉質は、浴場に掲示されている温泉分析書で確かめてください。病気の治療中の方は、医師に相談してから入浴しましょう。詳しくは適応症(効能)の見方と温泉の正しい入り方をご覧ください。
強羅温泉へのアクセス
電車は新宿から小田急線で箱根湯本駅へ行き、箱根登山電車に乗り換えて強羅駅まで約40分です。車は東名高速道路の厚木ICや大井松田ICから約60〜70分です。
強羅温泉のおすすめの季節
強羅公園のバラや新緑が楽しめる春から初夏、箱根美術館の苔庭が紅葉する秋が特に人気です。8月の大文字焼の時期もにぎわいます。標高が高めで冬は冷え込むため、雪の日は車の装備に注意が必要です。
♨ JTBで強羅温泉の宿・旅館を探す強羅温泉は誰の吉方位?
どこいく?の吉方位診断では、気学(九星)にもとづいて、生まれ年ごとに旅するとよい方角と時期を調べられます。東京から見ると強羅温泉は南西の方角です。本命星ごとに、東京から南西が吉方位になる時期は次のとおりです(2026年10月8日時点の暦で計算。◎吉方位・○ややよし)。
| 本命星 | 次に吉方位になる時期 |
|---|---|
| 一白水星 | ◎ 2026年10月8日〜11月7日 ◎ 2027年6月6日〜7月7日 |
| 二黒土星 | ◎ 2026年10月8日〜11月7日 ◎ 2027年4月5日〜5月6日 |
| 三碧木星 | ○ 2026年12月7日〜1月5日 |
| 四緑木星 | ○ 2027年3月6日〜4月5日 ○ 2027年4月5日〜5月6日 |
| 五黄土星 | ◎ 2026年10月8日〜11月7日 ◎ 2027年4月5日〜5月6日 |
| 六白金星 | ○ 2029年5月5日〜6月5日 ○ 2029年6月5日〜7月7日 |
| 七赤金星 | ◎ 2027年7月7日〜8月8日 |
| 八白土星 | ◎ 2026年10月8日〜11月7日 ◎ 2027年4月5日〜5月6日 |
| 九紫火星 | ○ 2026年12月7日〜1月5日 ○ 2027年9月8日〜10月8日 |
主要都市から見た方位:東京から南西(約81km)、大阪から東(約329km)、名古屋から東(約197km)、福岡から北東(約812km)、札幌から南(約892km)、仙台から南西(約372km)
🧭 あなたの生年月日と出発地で、吉方位の温泉を探す(どこいく?)強羅温泉のよくある質問
- 強羅温泉の泉質は?
- 大涌谷から引く乳白色の酸性の硫酸塩泉、早雲山から引く単純硫黄温泉、掘削による単純温泉や塩化物泉などがあり、宿によって泉質が大きく異なります。
- 白いにごり湯に入るにはどうすればいいですか?
- 大涌谷から湯を引いている宿を選ぶと、乳白色のにごり湯に入れます。同じ強羅でも透明な湯の宿があるため、予約や日帰り入浴の前に宿の泉質を確かめましょう。
- 日帰りで湯めぐりはできますか?
- 参加施設で使える強羅温泉名湯手形があり、泉質の違う宿のお湯を日帰りで比べられます。受付時間や対象施設は時期によって変わるので、事前に確認すると安心です。
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参考にした資料
泉質・源泉温度などは、温泉地を代表する源泉の公開情報をもとにした目安です(2026年10月確認)。宿や源泉ごとに異なる場合があります。最新の情報は各施設の温泉分析書や公式サイトでご確認ください。