栃木県の温泉

那須湯本温泉の泉質と効能・日帰り入浴

なすゆもとおんせん 栃木県那須郡那須町

那須湯本温泉は、茶臼岳の南の麓に湧く、那須温泉郷で最も古い温泉です。開湯は1300年以上前とされ、傷ついた鹿が湯で癒やされたという伝説が残ります。共同浴場「鹿の湯」の白く濁った酸性の硫黄泉は、湯治場の雰囲気を今に伝えています。

泉質の分類硫黄泉酸性泉
泉質名の例共同浴場「鹿の湯」の源泉は単純酸性硫黄温泉(硫化水素型)で、鹿の湯と行人の湯の混合泉です。ほかに含硫黄-カルシウム-硫酸塩・塩化物泉などの源泉もあります。
源泉温度約57〜80℃(源泉により異なる)
pHpH2.6前後の酸性(鹿の湯)
お湯の色白濁
特徴濁り湯日帰り入浴歴史
所在地栃木県那須郡那須町

那須湯本温泉の歴史

那須湯本温泉は、7世紀前半ごろに開かれたと伝わる栃木県内で最も古い温泉です。白い鹿を追っていた狩人が、傷を負った鹿が湯に浸かって傷を癒やしているのを見つけたという伝説が、「鹿の湯」の名の由来とされます。8世紀の記録にもその名が見られるといわれ、古くから湯治場として利用されてきました。近くの殺生石には九尾の狐の伝説が残り、毎年5月には那須温泉神社から殺生石まで松明を持って練り歩く御神火祭が行われます。

お湯の特徴と入り方

鹿の湯の源泉は単純酸性硫黄温泉で、pHは2.6前後と強い酸性です。白く濁ったお湯で、成分が濃く、源泉かけ流しで使われています。鹿の湯では41℃から48℃まで湯温の違う湯船が並び、入る前に柄杓で何度もお湯をかぶる「かぶり湯」でのぼせを防ぐのが習わしです。浴槽では時間を計って短く入るのが湯治場の作法とされます。目に入るとしみるので注意し、初めての人は41℃前後の湯船から試し、1日の入浴回数も控えめにしましょう。

日帰り入浴と湯めぐり

那須湯本温泉の中心にある共同浴場「鹿の湯」は、殺生石から流れる湯川をまたぐように建つ木造の浴舎で、日帰りで源泉かけ流しの湯に入れます。那須温泉神社の近くには無料の足湯「こんばいろの湯」もあり、散策の途中に立ち寄れます。鹿の湯の源泉を引く宿やホテルが那須街道沿いに点在しているので、宿泊先でも白濁の湯を楽しめます。

周辺の見どころと名物

温泉街のすぐそばにある殺生石は、岩がごろごろと転がる荒々しい景観で、九尾の狐の伝説で知られる史跡です。周辺には硫黄のにおいが漂い、火山の大地を実感できます。那須温泉神社は御神火祭の出発点です。那須高原道路を上れば茶臼岳方面へ向かう山岳ドライブが楽しめ、秋の紅葉が見事です。春はつつじ吊橋周辺の散策もおすすめです。

那須湯本温泉の効能(泉質別の適応症)

環境省の基準では、温泉の効能は「適応症」として泉質ごとに定められています。那須湯本温泉の主な泉質にあてはまる適応症は次のとおりです(入浴した場合)。効き方には個人差があり、病気を治すものではありません。

硫黄泉
アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬、慢性湿疹、表皮化膿症(硫化水素型は末梢循環障害も)
酸性泉
アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬、耐糖能異常(糖尿病)、表皮化膿症

このほか、すべての療養泉に共通する「一般的適応症」(冷え性、疲労回復、健康増進など)があります。適応症は泉質の基準を満たす「療養泉」についてのものです。宿や源泉ごとの泉質は、浴場に掲示されている温泉分析書で確かめてください。病気の治療中の方は、医師に相談してから入浴しましょう。詳しくは適応症(効能)の見方と温泉の正しい入り方をご覧ください。

那須湯本温泉へのアクセス

JR那須塩原駅または黒磯駅から那須ロープウェイ方面行きのバスに乗り、「那須湯本」で下車します。車では東北自動車道の那須ICから県道17号経由で約14kmです。

那須湯本温泉のおすすめの季節

茶臼岳周辺が色づく秋は、那須高原道路のドライブと温泉を組み合わせるのがおすすめです。5月の御神火祭や春のつつじ、高原らしく涼しい夏も過ごしやすい季節です。

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那須湯本温泉は誰の吉方位?

どこいく?の吉方位診断では、気学(九星)にもとづいて、生まれ年ごとに旅するとよい方角と時期を調べられます。東京から見ると那須湯本温泉は北の方角です。本命星ごとに、東京から北が吉方位になる時期は次のとおりです(2026年10月8日時点の暦で計算。◎吉方位・○ややよし)。

本命星次に吉方位になる時期
一白水星◎ 2028年2月4日〜3月5日
◎ 2028年5月5日〜6月5日
二黒土星○ 2028年2月4日〜3月5日
○ 2028年9月7日〜10月8日
三碧木星○ 2030年2月4日〜3月5日
○ 2030年3月5日〜4月5日
四緑木星◎ 2029年3月5日〜4月4日
◎ 2029年5月5日〜6月5日
五黄土星○ 2028年2月4日〜3月5日
○ 2028年7月6日〜8月7日
六白金星○ 2028年7月6日〜8月7日
○ 2028年8月7日〜9月7日
七赤金星○ 2028年7月6日〜8月7日
○ 2028年8月7日〜9月7日
八白土星○ 2028年2月4日〜3月5日
○ 2028年7月6日〜8月7日
九紫火星◎ 2028年5月5日〜6月5日
◎ 2028年7月6日〜8月7日

主要都市から見た方位:東京から北(約158km)、大阪から北東(約485km)、名古屋から北東(約352km)、福岡から北東(約952km)、札幌から南(約674km)、仙台から南西(約151km)

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那須湯本温泉のよくある質問

鹿の湯の入り方は?
入る前に柄杓でお湯を何度もかぶる「かぶり湯」をして体を慣らします。湯温の違う湯船が並ぶので、初めての人は41℃前後から試しましょう。時間を計って短く入るのが湯治場の作法です。
那須湯本温泉の泉質は?
鹿の湯の源泉は単純酸性硫黄温泉で、pH2.6前後の強い酸性と白い濁りが特徴です。ほかに硫酸塩・塩化物泉系の源泉もあり、宿によってお湯が異なります。
殺生石とはどんな場所ですか?
温泉街の近くにある、九尾の狐の伝説が残る史跡です。岩石が転がる荒涼とした風景で、周辺には硫黄のにおいが漂っています。毎年5月の御神火祭では松明行列がここまで練り歩きます。

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栃木県のお土産は全国おみやげ図鑑、伝統工芸品は全国伝統工芸品マップでも紹介しています。

参考にした資料

泉質・源泉温度などは、温泉地を代表する源泉の公開情報をもとにした目安です(2026年10月確認)。宿や源泉ごとに異なる場合があります。最新の情報は各施設の温泉分析書や公式サイトでご確認ください。